将来なりたいものランキングでは声優が1位にランクインするくらい声優業界がとてもブームになってきていると思います。
最近はバラエティやドラマに声優が出演していることもよくあります。
さぞ華やかな業界に見えることでしょう。
しかしアイドル声優ブームによって勘違いした声優志望者が増えているので声優の理想とのギャップについて書いていきます。
声優になったところでアニメの主役になって歌って踊れるとは限らない
最近の声優志望者でアイドルものアニメを見ていない人はいないと思います。
そしてアイドルアニメの声優がとても注目されるようになっています。
自分もあんな風に歌って踊れるアイドル声優になりたいと考えているでしょう。
また、アイドルアニメの仕事というのはこれからどんどん作品数も増えるので、一見アイドル声優が活躍しているように見えます。
しかし継続しているアイドルコンテンツの仕事で食べていくことができる声優は一握りですし、
大きなお友達向けのアイドルコンテンツは乱立しているので競争に負けたコンテンツはサービス終了で終焉を向かえます。
※女性向けのアイドルコンテンツも安心できない
「声優は声を出すだけだから簡単!若いだけのアイドル声優や歌手やグラドル崩れ、AKBAV上がりでも出来るじゃん!」という声を聞くことがありますが、それは大間違いです。
声優は元々俳優の副業で、独自に発展を遂げていった仕事が声優です。
ただ声を出すだけなのではなく、俳優などと違い、体の動きなしで映像に動きのある声を付けるのが声優の芝居です。そしてそのスキルを身に付けるまでが大変なのです。
だから声優経験のない俳優が声優をやると棒読みになる傾向があるのです。
そして俳優ならともかく素人が最初からマイク前で芝居なんてできません。
AKBグループのアニメ22/7(ナナブンノニジュウニ)は皆さんも知っての通りの棒読みで売上は爆死しました。
※中国人は日本語の棒読みがわからなかったようで純粋に内容で評価されたようです。
確かにアイドルコンテンツは若いだけがウリの人達が何人かいますが、
そのコンテンツ以外の声優仕事はパっとしないことが多いです。
「ナニソレイミワカンナイ。」
谷口 「芝居の勉強は何もしないまま30歳を過ぎて放り出される。そんな声優が使い物になるわけないんです。
そのコたちがあまりにも可哀想です。もちろん、全ての事務所がそうではないですよ。
しっかりしているところだっていっぱいある。でも、一部の事務所は役者を育てようという気がなくて、若いうちに使い捨てをする気が満々じゃないですか。」
アイドル声優の稼ぎはアイドル活動と写真集やイメージビデオが主な収入原なので彼氏バレや結婚で番組は終了します。
ナレーションや吹き替えの技術もないので声優としての活動は事実上終了して専業主婦となります。
顔に自信がないから声優を目指す
これも間違いです。
残念ながらブスやデブはオーディションに落ちます。
声優自体にはなれてもあなたが憧れる華やかな声優仕事はできないでしょう。
最近の声優業界は上記の通り、アイドル活動とセットで顔出しの仕事が増えましたし、
アイドル活動とセットのアニメは若くて美人な程選ばれやすいです。
これから売り出すコンテンツにブスやデブをキャスティングするメリットはいくらお金を積まれてもないです。
同じ実力であるならばブスは美人に勝てません。
ブスであるならばデビュー前に整形をしましょう。
二重整形は3万円程度で可能ですし、顔の大きい女性声優でもウルトラリフトという照射するだけの施術も3万円程度で可能です。
なお、デブは甘えです。脂肪吸引の価格は普通の整形より高めですよね?
あなたは甘え故に整形外科医の金ヅルとなっているんですよ?w
なお、デブは甘えです。脂肪吸引の価格は普通の整形より高めですよね?
あなたは甘え故に整形外科医の金ヅルとなっているんですよ?w
画像の藤井美波さんがブレイクしなかった原因は顔にあります。
ライオンキングのスカーの仮面が左右非対称な理由は観客に敵役だと分かりやすくするためです。
歪みメイクは宝塚や舞台などでも用いられる技術です。
藤井美波さんのプロフィール写真は見事に歪み顔ですね。プロフィールを変更した方が良いでしょう。
※2022年11月現在のリンク先です。
齊藤勇教授の論文によると顔のパーツ配置で印象は大きく変わります。
齊藤勇教授の論文によると顔のパーツ配置で印象は大きく変わります。
参考文献 : 顔パーツ配置の差異による顔印象の検討 顔形態と化粧の差異による希望される関係性の検討
近年のアイドルコンテンツにブスとデブは皆無です。
近年でアイドルコンテンツの仕事がある声優でルックスが一般人クラス又は毛が生えたレベルの声優は種崎敦美さんや長谷川育美さんなどぐらいでしょうか?
声優は売れ続けなければ貧困生活になる
声優業界のギャラ事情や売れていない声優の記事を書きましたが1度売れればやっていけるだろう、と考えている人が多いです。
しかし声優のアイドル化もあってか、一時期は主役を役をたくさんやっていたのに年を取った途端全然見なくなった、という人がゴロゴロいます。
特に女性は年齢制限がありますからね。
声優の甲斐田裕子さんがインボイス制度に反対している記事によれば声優の年収の半数以上が100~200万円以下です。
売れていない声優は勿論、主役としてアニメに出ている声優でもたかが10話のギャラだけでは稼げないのでアルバイトをしています。
声優がアニメやゲームに出演していないと「声優の○○消えたな」と言われることがありますが、本当に消えています。
よく「声優の仕事はアニメやゲームだけだと思っているんだろうな」と思考停止のテンプレ回答で負け惜しみをしていますが、
「ところで君、なんで毎日居酒屋()にいるの?」
「ところで君、なんで毎日居酒屋()にいるの?」
企業のナレーションや店内放送などは事務所が声優の実績としてホームページで公表をして養成所の実績をアピールするのです。所属声優の実績は養成所の広告なのです。
所属声優に実績のない養成所に通う人は馬鹿です。
所属声優に実績のない養成所に通う人は馬鹿です。
理想の姿と本当の姿とのギャップ
最近の声優志望者は歌って踊れるアイドル声優を目指していると思います。
しかしあなたの本来の姿はなんでしょうか?
コンセプトバー、メイドちゃん、個撮嬢、リフレ、スナック、キャバクラ
自分の理想の姿と本当の自分とのギャップに苦しむになると思います。
「私、声優じゃないんだ...」と。
そして精神に異常をきたして強制的に廃業。
以上、声優の理想と現実でした。
初めてのオーディションで合格してレギュラーを獲得。別の作品にも次々と主演が決まって成長していくサクセスストーリーなんてものは漫画やアニメの世界だけです。
なんの実績もないまま、立場なし技術なしで気付いた頃には30歳ということが当たり前の業界です。
このような現実を知っていても声優を続けたい。と思える人だけが残っていくのが声優業界なのです。
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