大手事務所なのに声優が退所していることが多いと思います。
※某掲示板では退所情報は無名の声優以外はほぼ全員が報告されています。
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主な原因は飼い殺し(声優仕事を碌に与えない)や声優の現実を所属してから初めて知るといったところでしょうか。


これからも声優を続けたいのであれば、大手声優事務所を辞めるのは覚悟がいることでしょう。

「事務所を辞めたら声優仕事がなくなってしまうのではないか?」

はい、なくなります。仕事を取ってきているのはあなたではなく事務所やマネージャーです。
それにアニメなどのオーディションは一般人が参加可能のオーディションではありませんし、事務所に所属していても受けられる人数は決まっています。
退所をしたいと考えている場合は必ず移籍先がある前提が条件となります。
※マネージャーと一緒に独立するケースは除く

中途半端な実績で退所する声優を拾う事務所は自称声優事務所ぐらいしかありませんし、所属者は見事にゴミ溜めのような自称声優ばかりです。
そのような事務所は退所した声優を片っ端から集めて声優事務所のフリをしているだけです。

声優事務所○○○○○○

日本声優事業社協議会のメンバーですらありませんからね。


ケンユウオフィスの養成所ではリトライ科という事務所を辞めた声優が所属できる制度がかつて存在していましたが、
12期生で募集が終了となっています。それは自称声優事務所の声優は即戦力にならないからです。



つまり、まともな声優事務所はゴミを引き取りません。

現役声優もよく勘違いしていますが、全てあなた一人の実力で声優仕事が決まるのであればさっさとひとりで独立すればいいのです。

「全部オーディションに受かって決まった役なんだろ?w」

声優事務所の数も増えてきましたし、それぞれの事務所が癒着先を持っています。

製作委員会に入るために予算を分割させたり、レコード会社の出来レースで主題歌がセットになっていたり、
音響製作を任されていたりべったりなど様々なケースがあります。

主演のヒロインは大手A声優事務所で、脇役はキッチリ大手B声優事務所で固めているというケースは完全な出来レースです。

よく声優が若い頃苦労して、ようやく報われたなどというエピソードがありますがそんなものは嘘っパチです。
苦労したのは声優本人ではなく、そのエピソードを書いたゴーストライターや、
営業で外回りをしていたプロダクションの社員やマネージャーです。

声優も芸能界の一部ですから作られた業界です。売れている(売ってもらった)声優はプロダクションの苦労が実っただけなのです。
長年の下積みを経て努力がようやく報われたというケースの方が稀です。

つまり、芽もすら出ていない声優はオファーもまずこないので、フリーとなると全く声優仕事がなくなることになります。


また、事務所を退所する = 強制的に廃業させるという事務所もあります。

皆さんは事務所の発表で「○○さんは声優業を引退することとなりました。」とのお知らせを見かけたことがあると思います。
「細々と続ければ良いのではないか?」と考える人もいるかと思いますが、上述にも書いた通り、あなたが声優仕事を出来たのは9割が事務所のおかげです。
フリーで活動されたら声優から搾取が出来なくなりますから事務所にはメリットが一切ありません。

例えば、「契約終了後は、いかなる芸名でも自己による実演、レコード製作、複製、頻布目的の収録をしたり、第3者に収録を許諾したりしない。 」という契約を結ばせる声優事務所があります。

事務所によっては違約金や裁判をするなどと脅してくることがありますが、実は芸名を変えれば問題なく活動可能です。

現在は「競業避止義務・芸能活動禁止特約」は「憲法22条(職業選択の自由)の趣旨に照らし、契約としての拘束力を有しない」と判決が出ていますし、
公正取引委員会も原則として競業避止義務については、事務所側に正当な理由がないとして違法(独占禁止法違反)との見解を発表しています。
憲法の趣旨に照らした判決を変更することは裁判官は非常に嫌がるのでもし訴えられたところでもまず勝てるでしょう。

それに脅迫紛いの文書やメールを送っただけでも声優事務所の評判が悪くなりますし、ましてや裁判となるとオタクが殺到しますし、
裁判記録の謄写も取られ「この事務所はおかしい!」と言われ養成所ビジネスどころではなくなります。

声優事務所に「干してやる!」と脅されても声優事務所はその事務所1つというわけではないので1からやり直すという選択肢もあります。
事務所と揉めて干されたとしても、せいぜいその事務所が関わっている企画ぐらいでしょう。
完全に干すというのは声優業界では難しいです。

消えた声優は声優業界で干されたのではなくおばさんになって需要がなくなっただけです。


SMAPは独立を画策して謝罪に追い込まれましたが、それはジャニーズはテレビ局の株主であり、テレビから消す力があるからです。
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上述にも書いた通り"売れた"ではなく事務所に売って貰っているからこそ仕事があるのが芸能界です。

知名度が上がって純粋なオファーも来るようになったから独立したいというのは、そうは問屋が卸さないのです。

のん「じぇじぇじぇ!?」

まとめると、退所する場合は移籍先が決まっている、またはフリーでも十分声優としてやっていけるだけのオファーがなければ極力退所はしない方が良いです。
声優というものはそもそも上位300人の人達だけが食べられる職業です。
例えば81プロデュースだけで400人もいますし、有名な声優事務所を含めたら一体何人の声優がいるでしょうか?

日本声優事業社協議会のメンバーでもない自称声優事務所に所属している場合はさっさと辞めて所属オーディションでも受けにいきましょう。
自称声優事務所は干す力など1mmも持っていないですし、裁判をチラつかせた脅しをしてきてもそもそも裁判費用がありません。
事務所所属時における契約書の弁護士費用すらケチってますから、退所者がnoteやアメーバTVでペラペラ内部事情を喋っている例がありますしね。

もし大手事務所と揉めた場合は事務所退所移籍トラブルに強い弁護士にでも相談しましょう。



レイ法律事務所は四国にある自称アイドル事務所を訴訟したことで有名な弁護士事務所です。敗訴した理由は契約書の内容が労働基準法が適用できなかったことが原因です。

声優が事務所を辞める場合の違約金などは自分で根拠を説明や裁判に持ち込めば事務所側からの高額な慰謝料は判決では認められないでしょう。
弁護士を雇う場合は、弁護士は相場を知っていますから、あなたの所得を証拠にすればあなたが辞めたことで事務所には一切影響がない根拠を代わりに説明してくれます。
声優事務所の1番嫌がることは事務所の実態が世間に出てしまうことです。
養成所ビジネスが破綻しますからね。